男性も美しさや癒しを求める時代になり、メンズエステの需要が高まっています。マンションの一室などを利用して、メンズエステを開業したいという人も多いでしょう。メンズエステに必要な機材は色々ありますが、備品にも力を入れることで集客力を高めることができます。
そこで、メンズエステで必須の備品と選び方をご紹介します。
ムードのある間接照明
メンズエステの施術は紙パンツをはいて受けるため、明るい照明の下でマッサージを受けることに気恥ずかしさを感じてしまうお客さんもいます。
そのため、メンズエステに欠かせない備品として、ムードのある間接照明があげられます。『関連サイト … Aromaly … メンズエステ池袋』
少し落とした光量の方が気分的にもリラックスし、紙パンツの恥ずかしさも忘れてエステの効果を実感できるでしょう。白色よりも、オレンジ色など温かい色味の電球を使うのがおすすめです。
リラックスできるアロマの香り
リラックスするためには、視覚だけにアピールするのではなく嗅覚を刺激するのも効果的です。施術室に甘い香りが漂っていれば、それだけでゆったりとした気持ちになれます。施術室を香りで満たすには市販の芳香剤を置くという方法もありますが、エステ効果を高める意味でもアロマを焚くのが一番です。
何種類かのオイルを用意しておき、お客さんの好みに合わせて選ぶと良いでしょう。リラックス効果を高めるならラベンダーやカモミール、疲労回復ならローズマリーやマジョラムなど、お客さんに合わせて使い分けることができます。
質感の良いマット
メンズエステでは、マットの上で施術を受けるのが一般的です。お客さんの満足度を高めるには、マットの質が良いことも大きな要素となります。人によって質感の好みも異なり、柔らかすぎても硬すぎても気持ちよくマッサージが受けられません。
特に硬すぎるマットは、うつ伏せでマッサージを受けている時に息苦しさを感じることもあります。そのため、誰もが心地よく施術を受けられる質感のものを選ぶようにしましょう。
何種類か用意しておき、お客さんが好みに合わせて選べるのがベストです。
洗い流しやすいオイル
メンズエステのマッサージはオイルを塗って行いますが、オイルの種類によってはシャワーで洗い流しただけでは落ちず、帰り支度に時間がかかってしまうこともあります。レディースエステの場合は、帰り支度に時間がかかっても普通のアロマオイルで施術を受けたいという人が多いですが、男性は合理主義者が多いため洗い流しやすい水溶性オイルが好まれる傾向があります。
そのため、メンズエステの備品としては水溶性オイルを用意するのが良いでしょう。
また、香り付きのオイルよりも、無香料のものが好まれます。
スタイルの異なる紙パンツ
紙パンツも、メンズエステの備品としてこだわりたい部分です。メンズの紙パンツは、Tバック型やブリーフ型、トランクス型など色々あり、女性用よりも種類が豊富です。お客さんの中にはTバック型を履くことに抵抗を感じる人もいるため、何種類か用意して選べるようにしておくと喜ばれます。
トランクス型なら、メンズエステが初めての人でも抵抗なく履けるでしょう。また、メーカーによってデザインも少しずつ異なるため、色々なメーカーを比較してサロンのイメージに合うものを選ぶと良いでしょう。
メンズ用洗面用具
お客さんは仕事帰りやちょっとした隙間時間などを利用してメンズエステに訪れるため、メンズ用洗面用具を用意しておくのもサロン側のマナーとなります。個包装されたものを籠に入れて洗面所に置いておいたり、セットにしてお客さんに渡したりします。
一般的に用意されている洗面用具としては、マウスウォッシュや歯ブラシ、整髪料があげられますが、それ以外にもメンズ用化粧水・乳液などのアイテムを付け足すと喜ばれます。
肌触りの良いタオル
タオルは、メンズエステにとって必需品です。1人のお客さんに対して数枚は必要となるため、多めに用意しておく必要があります。ただし、コスパを考えて安いタオルにしてしまうと、肌触りも悪くサロンの印象が安っぽくなってしまいます。
お客さんが直接肌に触れるものであるからこそ、特に個人経営のプライベートサロンでは高級感のあるものを使用するのがおすすめです。もちろん、肌触りの良いタオルを用意するだけでなく、洗濯方法にも気をつけ質感をキープし続けることも大切です。
お手入れしやすい観葉植物
メンズエステを癒しの空間にするには、観葉植物を置くのが手っ取り早い方法です。室内に緑があるのとないのとでは、部屋の印象が大きく異なります。モンステラやサンスベリア、カジュマルなどは、存在感もあり置くだけでインテリアのグレードがアップします。
ただ、定期的に水やりをしたり、日に当てたりなどお手入れも必要となるため、枯れさせる心配があるなら造花にするという手もあります。しかし、一目で造花と分かるような安っぽいものは、サロンの雰囲気も安っぽくする恐れがあるため置かない方が良いでしょう。
センスの良いカップ
施術の後には、サービスでハーブティーや紅茶、コーヒーを出すのが一般的ですが、センスの良いカップを使うことでサロンの印象を上げることができます。100均で売っているようなカップではなく、ブランドのカップ&ソーサーを使うことで高級感のある演出をするのがおすすめです。
できれば、ハーブティーや紅茶、コーヒーなどもオーガニックなどこだわりを持った選び方をすると、サロンをブランディングすることができます。
無香料のボディーソープやシャンプー
メンズエステでマッサージを受けた後、お客さんはシャワーを浴びて帰り支度をします。
そのため、ボディーソープやシャンプー、コンディショナーをシャワールームに用意しておかなければなりません。
サロンに高級感を出すために、香りのよいボディーソープを選んでしまいがちですが、お客さんには無香料が好まれます。ボディーソープやシャンプーの香りをさせて自宅に戻ると、あらぬ疑いをかけられることがあるからです。
どんな肌質の人でも使える、無香料のボディーソープやシャンプーを選ぶとよいでしょう。
備品で差をつけて集客力を高めよう
サロンを開業するにあたり備品を後回しにしてしまいがちですが、集客力を高めるには備品へのこだわりも大事です。備品に関するちょっとした心遣いが、お客さんの心を掴みリピーターを増やすことに繋がるのです。高級感を出したいなら質の良い備品を揃えるなど、サロンのブランディングを意識して選ぶことが大切になります。