メンズエステの売上アップのために重視すべきポイント

メンズエステは開業資金もそれほどかからず、特別な資格の取得が必要とされるわけではないため比較的参入しやすいビジネスとされています。しかし、それ故に競争は激しく、サロンの売上を安定させ経営を軌道に乗せるのは大変です。

そこで、これからメンズエステを開業する人のために、売上をアップさせる5つのポイントをご紹介しましょう。

メンズエステ開業に必要な備品と選び方

通いやすい立地条件

メンズエステの売上をアップするうえで、通いやすい立地条件であることは非常に重要なポイントです。

不便な立地に開業すれば、余程のアピールポイントがない限り他のサロンにお客さんを取られる可能性が高まります。雨や雪など天候が悪くても通いやすい駅近くの立地や、ショッピングモールや繁華街のビルなど、人が多く集まる立地を選ぶことが大切です。

家賃がかからないという理由で自宅の一角やマンションの一部屋などを使ってサロンを開いても、郊外の住宅地や駅から徒歩10分以上の不便な立地では集客が期待できません。郊外でメンズエステを開業する方が競争率が低いと思うかもしれませんが、郊外でのメンズエステの需要はそれほど高くありません。

競争率が高くても人が集まる立地で開業する方が、パイの数も多く結果的により良い売上が期待できます。

マーケティングに力を入れる

マーケティングは、メンズエステの売上をアップするために必要不可欠なポイントです。まずは、ホームページを作ることから始めると良いでしょう。SNSなどで拡散することも大事ですが、ホームページがあるのとないのとではサロンの信頼度が大きく変わります。

お客さんの心を動かすには、どんなエステティシャンが在籍し、どのようなメニューが用意されているのかを適切に伝える必要があります。ホームページの内容が充実しているほど、利用者の信頼度を高め集客アップに繋がります。

SNSは手軽にサロンの魅力をアピールできるので、キャンペーン情報などを積極的にアップするとよいでしょう。特に若い世代はSNSで情報収集をすることが多いため、サロン内の写真を掲載するなどして魅力を拡散していくのが得策です。

また、インターネットに頼るだけでなく、ビラやチラシによるマーケティングも効果があります。チラシやビラは年齢が高い世代にもアピールできるので、幅広い集客が望めます。1つの方法だけでなく、色々なマーケティング手法を用いて幅広い見込み客にアピールするのが売上アップに繋がります。

ただし、マーケティングに力を入れるほど出費もかさんでしまいます。特にインターネットでリスティング広告を打つとなれば、数十万円~百万円ほどの出費が必要となります。ビラやチラシは比較的安く、2万円~3万円で行うことが可能です。

費用対効果に見合ったマーケティングであるのか、しっかり見極める必要があるでしょう。

技術力や接客力を高める

どれほど良い立地にサロンを開業しても、インテリアにお金をかけて居心地の良い空間を作っても、スタッフの技術力や接客力が不十分では売上は見込めません。メンズエステのスタッフに必要な技術としては、マッサージ技術がカギとなります。

ゴッドハンドと呼ばれるような技術があれば、黙っていても口コミで広がり集客力が上がります。また受けてみたいと思われるマッサージを施術することで、リピーターを増やすことができるからです。技術力がなければ、1回の利用で見切られてしまいます。

そのため、スタッフはマッサージの民間資格を取得しているなど、それなりの技術を持っていることが求められます。

接客力においては、言葉遣いや丁寧な対応が重要なポイントです。メンズエステに訪れるお客さんが求めているのは癒しです。乱暴な言葉遣いやガサツな対応は、また来たいというお客さんの気持ちを削いでしまいます。スタッフ教育をしっかり行い、お客さんの満足度が高い技術や接客を提供することが第一です。

そのほかにも、身だしなみを整えるなど、スタッフの見た目を良くすることも売上アップに効果的です。

ターゲットを明確にする

競争が激しい業界で売上を伸ばすためには、ターゲットを絞りピンポイントのサービスを提供するのも効果的です。メンズエステのメニューとして人気が高いのはマッサージや脱毛となり、大手のメンズエステではすべてのメニューを用意しています。

しかし、個人経営のメンズエステでは最新のマシンなどには太刀打ちできないため、ハンドマッサージに特化したメニューやフェイシャルに特化したメニューなど1つのことに絞ったサービスを展開するのもありです。ターゲットを広げるよりも、コアな客層を掴む方が勝算があります。

もちろん、ターゲットを明確にするためには、自分のサロンの強みや弱みをきちんと把握することが必要です。何を得意とし、何が苦手であるかが分かれば、どのようなターゲットに向けたメンズサロンを運営すべきか自然にわかってくるでしょう。

市場のニーズを把握する

メンズエステの売上をアップするためには、市場のニーズを把握することも大事です。世間が求めるメンズエステの要素を満たしていないと、売上を望むことはできません。メンズエステ全般に求められるニーズとしては、プライバシーが守られていることがあげられるでしょう。

受付で他のお客さんと顔を合わせたくない、施術中の姿を他のお客さんに見られたくない、というニーズを満たすためのシステムを考える必要があります。完全予約制にしたり、完全個室での施術にしたりと、色々な方策が考えられます。

また、癒し効果・美容効果を得たいというニーズにも応える必要があります。これは、有資格者のスタッフを雇ったり、最新の美容機器を導入するなどで解決できます。施術後にお客さんにアンケートに答えてもらい、その声をサービスに反映させるのも市場のニーズを把握することに繋がります。

常に向上心を忘れず、積極的にお客さんの意見に耳を傾けることで、顧客満足度を上げ売上に繋げることができます。

常にお客さんの立場で考えることが売上に繋がる

メンズエステの売上をアップするにはマーケティングに力を入れることも大切ですが、常にお客さんの立場で考えることが一番の近道です。

マーケティングとサービス充実のバランスを取りながら運営することが大事です。どのようなサービスが求められているのかを理解し、それに寄り添うサービスを展開することが売上アップへと繋がります。